加藤紗里さん、4年前なら2億円使ってくれる男がいたのでは? 2つの言いたい事

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 タレントの加藤紗里さん(29)が1月10日、離婚していたことが明らかになった。不動産会社経営の元夫に3か月で1億円以上使わせたことで、会社の経営が傾いてしまったことが原因だという。動画では入籍から1週間後に別居していたことも明らかにしている。まるで炎上商法のような加藤紗里さんに2つの事を申し上げたい。

■3か月で1億円以上使わせた…

加藤紗里さんのYou Tubeチャンネル画面から

 加藤紗里さんも芸能人なので自分のキャラを立てる必要があり、ことさら大げさに言っている部分はあるのかもしれない。

 日頃からSNSでは「『幸せはお金で買える』と公言している」(アエラ電子版1月12日)そうなので、「5月から付き合った3カ月の間に1億円以上を使わせたのね。そしたらね、何かね、向こうがね、何かちょっと傾いちゃって、経営。…そんなもんで傾く男いらないでしょ?」とYou Tubeチャンネルで語るのも彼女にとっては特別なことではないのであろう。

 彼女がどういう考えをするか、どう生きるかは個人の自由に属する部分であり、はっきり言ってどうでもいい。ただ、人生の先達として、2つのことは言っておこうと思う。

■25歳で2億円、21歳なら3億円だった?!

 まず、言いたいのは、彼女は元夫に3か月に1億円を使わせたそうであるが、4年前の25歳の時なら3か月で2億円使ってもいいという男性がいたかもしれないという事である。さらに、その4年前の21歳なら3億円使ってくれる男性がいたかもしれない。

 29歳の彼女に「33歳の時は?」「37歳の時は?」と聞いても、自分で想像するのは難しいと思う。しかし、彼女は実際に21歳、25歳の時はあったのだから当時の自分自身の価値はある程度、分かるであろう。

 個人的には女性の魅力は年齢とともにアップすると思っている。しかし、加藤紗里さんの場合は誰もが認める抜群の外形で、内面勝負というタイプではない。そうなると、社会通念上、20代半ばを過ぎたら年齢とともに自身の外形上の価値は相対的に低下していることは認識した方がいい。女性の方には申し訳ないが、男とはそういうものである。もちろん「自分は4年前、8年前より価値が高まっている」と考えるのであれば、それはそれで結構なことではある。

■剛力彩芽さんとの超えられない壁

 もう1つは、自身にアプローチしてきたいのは3か月に1億円以上使わせて、経営が傾くようなレベルの男性でしかなかったという点である。そもそも交際相手に1億円以上使わせて経営を傾かせるような経営者は、経営者として失格。そんな資金があれば事業に投資するか、従業員に還元すべきである。しかも、それが原因で経営を傾かせるのであれば、そのような経営者についていこうと考える者などいるはずがない。

 加藤紗里さんの話が事実であれば、元夫の方には申し訳ないが、その程度の経営者ということである。そして、そのレベルの経営者しかアプローチしてこなかったという事実を、彼女は真剣に受け止めた方がいい。

 例えば前澤友作氏であれば、3か月で1億円以上使ってもビクともしないであろう。そういう男性とは縁がなかったことは、自分の”実力”と謙虚に考えるべきだと思う。それは、剛力彩芽さんと加藤紗里さんとの間の目に見える”超えられない壁”と言えるかもしれない。

 もっとも加藤紗里さんはインスタグラムのストーリーズで前澤友作氏についてファンからの質問に「剛力みたいに紗里はミーハーに使われて捨てられて終わりたくないので」と返信したそうである(日刊サイゾー)。

■50歳になってもそのキャラで頑張って

 色々と申し上げてきたが、個人的には、ここまでキャラが立っている加藤紗里さんに対して、ある種の清々しさを感じる部分もある。このキャラで40歳、50歳と頑張って人生を謳歌するのもいいのかもしれない。

"加藤紗里さん、4年前なら2億円使ってくれる男がいたのでは? 2つの言いたい事"に10件のコメントがあります

  1. 山口 秀明 より:

    おはようございます。
    芸能界って空恐ろしい世界ですね。私等、自給1,000円前後で働いている世界では考えられないです。
    3か月で1億を使うって、高級寿司を毎日食べて、高級な酒を飲んでも使いきれない!(発想が貧乏人です)
    住む世界が違うのでしょうが、人間、食べるにしても、飲むにしても限界が有ります。寝るの二畳有れば良い。欲も限界が無いのかなぁ?今より、良い生活をと頑張っている庶民。自分の服も買わず、好きなスイーツをご褒美だと喜ぶ女房が愛しくなります。

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 matsuda より:

      >>山口 秀明様
       コメントありがとうございます。
       3か月で1億円、他に使い道がありそうですけどね。お金が余っているならまだしも、それで経営が傾くというのであれば使った男が愚かとしか言いようがありません。

       結局、お金はいかに多く稼ぐかではなく、いかに収入以下で生活するかの方が大事という言葉に象徴されますよね。加藤紗里さんもタレントなので、キャラ作りのために大げさに言ってる部分もあるのでしょうが。

  2. MR.CB より:

    》》ジャーナリスト松田様

    この話題はスルーしても良いのではないでしょうか。
    箸休めにしても品がないように感じます。
    この手の「炎上商法」は無視するに限ると冷めてしまいま
    す。被害者(意識はないでしょう)もひとりのローカルニュースだと思ってしまいました。すみません!

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 matsuda より:

      >>MR.CB様
       コメントをありがとうございます。
       確かにニュースバリューはありませんよね。こうして話題を作って売れようというタイプの芸能人なのかもしれません。
       珍しくアエラも扱っていたので、(やった方がいいのかな)と思ってしまった部分はあります、正直。
       
       今後のネタ選びに参考にさせていただきます。ありがとうございます。
       よろしかったら、台北からの最新記事、ご覧になってください。これは他の媒体には出ていない話なのでニュースバリューはかなりあると思っています。よろしくお願いいたします。

  3. 野崎 より:

    こんにちは

    >確かにニュースバリューはありませんよね。

    いえいえ、決してそんなことはありませんよ、それどころか人がこの世を生きるということの実相を浮かび上がらせる、そうできる題材で~す!

    松田さん、あなたこの世のカラクリ、罠、人の定めを看破し問いかけているではありませんか、、

    加藤さんよ、
    貴女の価値観ではいずれ限界がある、女として時の流れにいかに対処するのですか?
    と、

    何かの書物にあった、美女は後半、必ず追い抜かれる運命にあると、女としての美貌は衰え行く、後ろからは若く輝きに満ち溢れた数多くの、、

    しかしこれは女のみならず皆、、人の定め、、

    私はクリスチャンスクールに学びました。

    ●旧約聖書コヘレトの言葉(伝道の書)12章1~2

    若き日に汝の創り主を覚えよ、わざわいの日が来ないうちに、また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。

    別訳
    青春の日々にこそ、あなたの創造主に心を留めなさい。苦しみの日々が来ないうちに。「年を重ねることに喜びはない」と/言う年齢にならないうちに。

    石原慎太郎氏が産経新聞に、毎日、鬱々として楽しまない、体が朽ちて行くというのは嫌なものでね、、と何と素直に正直に、、
    (人生は楽しい、自分は幸せだ、の人達もいることはいますね、自分の事のみをある価値観で考えると、)

    では人はどうすればよいのか、、

    人の定めに対し、
    日本人の無常観、定めなきこそいみじけれ、は諦観であり負の感情だと思います。

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 matsuda より:

      >>野崎様
       コメントをありがとうございます。
       今の時代、女性の容姿は年齢とともに衰えていくから、価値が減少していくとストレートに書くと色々と面倒なことになります。ただ、それは一面の真実でもあるわけで、そういう世界に加藤紗里さんは身を置いていることを実感した方がいいのではという問いかけのようなものです。

       歳をとるにつれて魅力が増すような女性になったらどうでしょうという提案でもあり、それは男でも言えるような気がします。

       人は生まれた瞬間から死に向かって進み始めるわけで、歳をとることは自然の摂理でありますから恥ずかしいことではないと思います。ただ、加藤紗里さんのような生き方をしていると歳をとることは恥ずかしいと感じるかもしれません。そういう人生が楽しいですか? という意味も含めて書いたつもりです。

  4. 野崎 より:

    年末のTVで、矢沢永吉の2分! との放送を見ました。

    何でも、サラリーマンがいくら懸命に働いても、矢沢氏の稼ぎを生む時間の2分程度、との意味だとか、これ
    を矢沢氏が公言したのだと。

    TVでは批判的な扱いではなく、矢沢氏ならではの言動!的なものでした。
    ファンには痛快で心地よいものらしく、その心理は何となくわかるような、、

    ちなみにネットで検索すると、

    矢沢永吉 
    お前がどんだけ働いて、お前がどんなに良い大学出て、どんなに良い会社に入ってもお前の稼ぐ金額、矢沢の2秒!

    とあり2分は私の記憶違いかと 
    ●ゼロ秒の人達もいるので、後述。

    この種のお金、富に関する価値観に対しては様々な異論があるでしょうね。

    単に否定する論理のみならず、

    人の知というより、人が生きるこの世、そのカラクリ、罠から見えてくるもの、その教訓としてのもの等々 
    ダモクレスの剣は少し異なりますけれど一理ありですね。

    起きて半畳、寝て一畳、天下取っても四合半、とか、これ、チャップリンの人生にはsome moneyがあればよいに同じ意味合いかと、でも彼は大豪邸に住んでましたけれど、

    お金儲けの神様こと、故邱永漢氏が故田中角栄氏に、

    倹約十両 儲け百両 見切り千両 無欲万両との言葉を伝えたところ、角栄氏は大いに共感したとか、、、

    等々、種々色々ある訳ですが、

    矢沢氏、加藤紗里氏共、突出した表明ではあるが、人に内包されている、人が希求する思いをある意味において端的に表していると思います。

    お二方とも、世間のリアクションは想定済みでの事と思います。

    前澤氏の約1000億入金を記帳しに行く、銀行に行った動画公開、ゼロがこんなに多いんだ!も、矢沢氏、加藤里紗氏と広義に同じ意味の表明でしょう。

    前澤氏の場合、どういうリアクションを想定していたのでしょうね?
    というか氏の一方的な世に対するもの、自己顕示、自己顕示欲、その満足だったのではと思います。
    自己顕示欲は他者に対する攻撃でもあります。

    人はこの世というカラクリの中、自己の内なる情念、
    仏教的表現でいえば煩悩、キリスト教なら罪、肉の思いに翻弄され生きる、生きて行く存在だと思います。

    そしてもう一つ、人に働く人知を超えた力、運、そして定めといもの。
    美貌、才能に恵まれ生まれるのも運、邱永漢氏は事業の成功は所詮運だという。

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 matsuda より:

      >>野崎様
       個人的には矢沢永吉の話はどうかな、と思います。例えば矢沢永吉が人助けをした時間、勉強した時間はお医者さんの2分ぐらいではないでしょうか。お金だけを基準にするのは違和感を覚える部分です。

       加藤紗里さんについても、根本的には「あんた、何を言ってるの?」という世間の反発があるのだと思います。

       もっとも僕は芸能人の言うことは話半分で聞きますから、何を言うのもご自由にというのは根本にありますが。

       「倹約十両 儲け百両 見切り千両 無欲万両」。これは胸に響く言葉ですね。僕は商人ではありませんが、いい言葉だと思います。

  5. 野崎 より:

    矢沢氏の2秒を超えるゼロ秒の人達、、生まれながらにして巨万の富を受け継ぐ者は多数います、私のガールフレンド、その娘も、、この運命が果たしてどう働くのか、、

    人はどう生きればよいのか、、

    この世のカラクリ、罠、人の定めに対し、

    自力で、、

    出家遁世は個としての生き方として、その究極、また放下という次元も、、

    しかしこれは不可能、、自力での救い、、それを表したものが、芥川龍之介の蜘蛛の糸、、

    佐藤優氏は、これを因果応報の話であると、芥川がそんな単純な話を、表題の意味、今にも切れそうな蜘蛛の糸、、
    SF作家、故小松左京氏はこれを正確に理解し短編のパロディとしている、、

    世田谷文学館の小松左京展へ行ってきました! 日本沈没 地震が近いからこの企画なのだとか、、
    何だかですね~

    ●ピリピ4章12節 

    パウロの言葉

    私は貧しい時も富んでいる時も生きる術を知っている。

    自分はこの世のカラクリ、内なる情念に支配はされない、それは自力ではなく神の力故ということでしょうね、

    無欲万両に自力ではなく至れり、ということと、、

  6. 野崎 より:

    又々長文、脈絡なく、それも解ったように、失礼しました(>_<)

    返信不要~~!

    追伸

    事業家とは?、、事業家の評価として西山彌太郎を上げたく思います。

    不可能から数年で目的を達成したことに当時のイギリスの財界人が、信じられない、と驚嘆した、、
    世界銀行が融資を決定したの根拠に関して否定的な、裏がある的指摘もありますが、事実だと思います。
    西山の情熱を大前提とし、その計画性をも評価したと、

    海賊と呼ばれた男と双璧というより、私としては超えていると、、

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