12月8日は香港Cなど、香港国際競走4クラが行われる。日本調教馬は9頭が参戦。今年は2クラ、うまくいけば3クラ制覇もあるかもしれない。

■香港Cはウインブライトで勝ち負けか

香港ジョッキークラブHPから

 香港C(芝2000m)は8頭立てとなった。出てくれば断然の人気になったであろうアーモンドアイが軽い熱発で回避。日本馬はウインブライト(牡5、美浦・畠山吉)だけとなった。春にG1QエリザベスⅡ世Cを勝っており、秋はここを最高目標にしていたのは間違いない。

 香港勢の”昔の名前で出ています”という感じのタイムワープやグロリアスフォーエバーあたりでは勝負にならないだろう。かろうじて勝負になりそうなのが香港ダービー馬のフローレだが、このあたりならウインブライトで十分勝負になる。

 実績ならアイルランドのマジックワンド(牝4、A・オブライエン)。G1メルボルンC9着から中3日で挑んだマッキノンSでG1初制覇という信じ難い快挙を成し遂げた。もっとも、豪州で3戦した後に香港、さすがに上がり目はないだろう。

■香港マイルは最多4頭が出走 香港ワイクク・カーインスター要注意

 香港マイルはインディチャンプ(牡4、栗東・音無)、ペルシアンナイト(牡5、栗東・池江寿)、アドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道)、ノームコア(牝4、美浦・萩原)の4頭が出走する。大将格は春秋のマイルG1を制したインディチャンプだろう。アドマイヤマーズ、ノームコアも差はなく、どれが来ても不思議はない。

 香港勢は2連覇中のビューティージェネレーション(騸7、J・ムーア)がここ2戦、精彩を欠いている状況。7歳という年齢も考えると強力日本勢を跳ね返すだけの力はないのかもしれない。

 香港勢で人気はワイクク(騸4、J・サイズ)ではないか。2戦連続でビューティージェネレーションに先着。前哨戦のG2ジョッキークラブマイルも勝っており、上昇度は魅力十分。

 要注意がカーインスター(騸4、A・クルーズ)。軽快な先行力が売り物で、今回絶好の1番ゲートを引き当てた。有力馬が後ろで牽制し合っている隙にスイスイというのは考えられるシナリオである。

■香港ヴァーズ 競馬のしやすさでラッキーライラック

 香港ヴァーズはグローリーヴェイズ(牡4、美浦・尾関)、ディアドラ(牝5、栗東・橋田)、ラッキーライラック(牝4、栗東・松永幹)の3頭。ディアドラは実績ある2000mではなく、こちらを選んだ理由が分からないが、アーモンドアイとの対戦を避けたのかもしれない。実績ある距離でアーモンドアイと戦うよりは、こちらの方が勝機が高いと見たのだろうか。14頭立てだと馬群を捌くのに手間取りそう。ある程度、前に行けるラッキーライラックが競馬がしやすいのかもしれない。

 ここは、相手も強い。地元のエグザルタント(騸5、A・クルーズ)は2連覇を狙う。今年の英国ダービー・アンソニーヴァンダイク(牡3、A・オブライエン)も凱旋門賞をパスしてBCターフからここへ。英ダービー以後は未勝利だが、軽い芝にも対応できるタイプのようで、チャンスは十分。

 一発ありそうなのがアスペター(騸4、R・チャールトン)。独G1オイロパ賞を勝っての参戦で、G1シャンティイ大賞では2分24秒台の時計で勝っており、スピード競馬に対応できるはずである。

 香港スプリントはダノンスマッシュ(牡4、栗東・安田隆)が参戦するが、ここは相手が強い。入着あれば十分だろう。