マジックワンドが豪G1マッキノンS制覇、スズカデヴィアスら日本勢は7、8着

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 11月9日、豪フレミントン競馬場でG1マッキノンS(芝2000m)が行われ、アイルランドからの遠征馬マジックワンド(牝4)が16度目の挑戦で悲願のG1制覇を果たした。日本から参戦したスズカデヴィアス(牡8、栗東・橋田満厩舎)は7着、クルーガー(牡7、栗東・高野友和厩舎)は8着と敗れた。

■16度目のG1挑戦で掴んだタイトル

マジックワンドはG1で6度の2着

 レースは3番手を進んだマジックワンドが直線で楽々と抜け出し、2着のメロディベルに1馬身差をつけて快勝した。

 マジックワンドを終始マークし4番手を進んだクルーガーは直線で伸びを欠いて8着。最後方を進んだスズカデヴィアスは直線で伸びたが、さすがに前を捉え切ることはできず7着に終わった。

 勝ったマジックワンドはエイダン・オブライエン厩舎の所属馬で、これまで重賞勝ちは2018年6月21日の英G2リブルスデイルS(芝11ハロン211ヤード≒2390m)のみ。

 G1は同年のヴェルメイユ賞など2着6回という、正真正銘の「シルバーコレクター」。その時の勝ち馬を見ると、後にG1BCターフを勝ち米国年度代表馬の有力候補であるブリックスアンドモータルや、後のG1BCフィリー&メアターフを勝つイリデッサなどが名前を連ねている。

 世界のG1を渡り歩き、16度目の挑戦でようやく掴んだG1タイトルは陣営にとって、格別のものがあったに違いない。

 日本勢は7、8着と敗れたが、7着のスズカデヴィアスは直線でいい脚で追い込んだものの、最後は内にモタれる癖が出たというだけに残念と言うしかない。この後は11月23日のリステッドレース・バララットC(芝2000m)を目指すという。

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