10月19日に英アスコット競馬場で行われたG1英チャンピオンS(芝10ハロン)は凱旋門賞5着から中1週で挑んだマジカル(牝4、A・オブライエン)が制した。2着にアデイブ(騸5、W・ハガス)が入り、日本から参戦したディアドラ(牝5、栗東・橋田満)は3着に終わった。

■ディアドラ G前で伸びて3着確保

本馬場入りするディアドラ(グリーンチャンネル画面から)

 1番枠からのスタートとなったO・マーフィー騎手騎乗のディアドラは内ラチ沿いの5番手あたりにつけた。絶好の手応えで直線を向き、残り400m付近で抜け出そうとするが、マジカルとアデイブの間のスペースが開かず、外に切り返して追い込みゴール前でフォックスタルを交わして3着を確保した。

 マジカルとアデイブの間が一瞬開いた残り400m付近で馬群を割る脚があれば際どい勝負になったかもしれない。そこでスッと切れる脚がないのか、あるいは道悪の影響なのか、そこでのロスが最終的には上位2頭との差になったように見える。

 勝ったのは2番手を進んだマジカルで、単勝2.0倍の1番人気に応えた。凱旋門賞から中1週というハードなローテーションに関わらず格の違いを見せつける形になった。

 2着のアデイブは8月10日にG3ローズオブランカスターSを勝ってここに臨んだが、勝ち馬に4分の3馬身及ばなかった。

■馬場悪化でインナーコースを使用

 この日は馬場の悪化のため、通常使うコースとは異なるインナーコースを使用。それでもディアドラには決して向いているとは言えない道悪競馬だった。前走のG1愛チャンピオンSは直線で前が開かずに4着。

 「れば、たら」を言えばキリがないが、競馬の難しさをあらためて思わせる結果となった。