10月6日(日)にパリロンシャン競馬場で行われる欧州競馬の最高峰・G1凱旋門賞(芝2400m)の出走表が確定した。出走馬は12頭と比較的少頭数の争いとなり、日本からキセキ、ブラストワンピース、フィエールマンの3頭が出走。武豊騎手が仏調教馬ソフトライトで参戦する。

■3連覇かかるエネイブル 臨戦過程は昨年以上

今年は12頭立ての凱旋門賞

 3連覇を狙うエネイブル(牝5、J.ゴスデン)が断然の人気を集めるだろう。昨年は故障明けで11か月ぶりのレースを叩かれてギリギリ間に合わせたが、今年は一昨年と同じG1ヨークシャーオークスからの参戦。現在12連勝中で、手にしたG1タイトルは10。普通に走れば2着は外さないと思われる。

 もっとも女傑エネイブルも5歳、さすがに3、4歳時より強くなっているということはないだろう。そうなると足元をすくわれる可能性も出てくる。

 可能性があるのは未対戦の3歳勢。中でも仏ダービー馬ソットサス(牡3、JC.ルジェ)に魅力を感じる。G1仏ダービーで2馬身差の快勝。2着の仏2000ギニー馬ペルシアンキングを問題にしなかった。夏場を休養に充て9月15日のG2ニエル賞は前が窮屈になるシーンがあったが楽々抜け出した。逆転ならこの馬かもしれない。

■ジャパンが2番人気か日本馬は用無し?

 ジャパン(牡3、A.オブライエン)が単勝2番人気であろう。G1英ダービー3着の後、重賞を3連勝。特に前走8月21日のG1英インターナショナルSではクリスタルオーシャンを差し切っての勝利だった。7月14日のG1パリ大賞を勝った後は直接凱旋門賞に行くプランもあったが、状態の良さから適距離とは言えない2050mの英インターナショナルSに参戦し見事に優勝している。もともと2400mがベスト。その上、あん上のR・ムーア騎手がお手馬のマジカルを蹴ってこちらに乗ってきたことを考えれば、勝利は近いと見るべきだろう。

 ムーア騎手に捨てられる形になったマジカル(牝4、A.オブライエン)だが、9月14日のG1愛チャンピオンS(芝2000m)では格の違いを見せつける楽勝劇。ムーア騎手も体が2つあれば、という思いはあるに違いない。

 昨年4着のヴァルトガイスト(牡5、A.ファーブル)は入着候補までか。日本馬はこのメンバーでは出番はないと思うが、キセキが一度負けてマークが緩くなると考えられ、ギリギリの前残り3着ぐらいはあるかもしれない。

■一発勝負を賭けてくる武豊騎手が怖い

 個人的に期待するのが武豊騎手のソフトライト。2001年に同騎手は全くのノーマークの伏兵サガシティに騎乗して3着に突っ込んできている。サガシティもフランス調教馬(A.ファーブル)で、武豊騎手は人気がないと見ると大胆に乗ってくる。腹を括って一発勝負を賭けてきた時は怖い。まさかの結果が待っているかもしれない。