「桐蔭学園の松島幸太朗ってバケモノだな」から8年 W杯で3トライ

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 ラグビーW杯が9月20日に開幕、日本はロシアに30-10で快勝した。WTB松島幸太朗選手が3トライを決めて勝利に貢献。勝ち点5(4トライによるボーナス点1を含む)を獲得して、幸先の良いスタートを切った。

■たまたま目にした高校ラグビーでの活躍

一般紙の1面トップもラグビー(産経新聞紙面から)

 松島選手の決定力には驚かされた。特に3つめのトライがビューティフルだった。目の前に2人の相手がいたが、1人目のタックルを振り切り、2人目の選手の裏をすり抜け、追いすがる3人目の選手をスピードの違いで置き去り。これまでの日本人選手にはないプレーだったように思う。

 僕が松島選手を最初に見たのは、2010~2011年の花園。第90回高校ラグビーに桐蔭学園のフルバック(FB)で出場していたと思うが、桁違いのスピードにびっくりさせられた。

 僕はあまり高校ラグビーは見ないが、この年は僕の中学の同級生(女性)の息子さんが正智深谷高校のレギュラー選手として出場していたため、テレビで観戦する機会が多かった。

 その時、たまたま桐蔭学園の試合を見て、松島選手を目にしたというわけである。大会が終わった後、その同級生と話をした。正智深谷高校は3回戦で負けて残念だったこと、そして「桐蔭学園の松島ってバケモノだな、あれは」という話をしたのをよく覚えている。

■8強入りは夢ではなく現実の目標

 前回のW杯イングランド大会では、それなりに活躍していたが「松島選手ならもっと出来そうなのに、やっぱり世界のレベルだと簡単にはいかないのかな」と漠然と思ったが、まだ成長途上にあったのかもしれない。

 この先、アイルランド、スコットランドにどこまで通用するか分からないが、楽しみにはなった。ラグビーワールドカップでベスト8に入るという夢が、夢ではなく現実の目標であることをあらためて感じさせられたこの日の試合だった。

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