真夏のダービーと呼ばれる米G1トラヴァーズS(サラトガ、ダート10F)はケンタッキーダービー2着のコードオブオナーが優勝した。道中は後方に控え、直線で2着のタシトゥスに3馬身差をつける圧勝だった。

■ケンタッキーダービーは繰り上がり2着

2019真夏のダービーはコードオブオナー

 単勝5.5倍の3番人気に推されたコードオブオナーは2014年の欧州最優秀古馬でフランケルの全弟ノーブルミッションの産駒。母リユナイテッドは2005年のG3サラブレッドクラブオブアメリカ(ダート6F)を制している。4度目のG1挑戦で念願のタイトルを手にした。

 ケンタッキーダービーで単勝5番人気に推され3位入線、繰り上がりの2着になった。この時はマキシマムセキュリティの直後に付け、4角でマキシマムセキュリティが外に大きく膨れたために前が開き楽々とインから先頭に立つという恵まれた部分はあったが、直線でしぶとく粘って後のG1プリークネスSを勝つウォーオブウィルに競り勝っているから、それなりの実力を示す内容ではあった。

 ケンタッキーダービーの後は7月6日のG3ドワイヤーS(ダート8F)を単勝2.15倍の1番人気で2着に3馬身4分の1差をつけて勝ち、ここに臨んでいた。

■タシトゥスは”定位置”?の2着

 3馬身差の2着に入ったのがタシトゥス。ケンタッキーダービーポイント150で堂々の1位で臨んだ本番は繰り上がり3着。G1ベルモントS(ダート12F)もサーウィンストンの1馬身差の2着と泣き、7月27日のG2ジムダンディS(ダート9F)はタックス(トラヴァーズS7着)の2着と敗れた。大一番であと一歩届かない大器というイメージがあり、今回も”定位置”の2着となった。

 トラヴァーズSは「真夏のダービー」と呼ばれ、米国の3歳馬にとっては極めて重要な一戦。三冠を戦った馬と、新興勢力との激突という形になることが多く、最近の勝ち馬を見ると2016年アロゲート(同年のBCクラシック優勝)、2017年ウエストコースト(翌年のペガサスWC、ドバイWCともに2着)など、その後も活躍している。2018年カトリックボーイは芝のG1ベルモントダービー(芝10F)を勝ったのに続いての優勝で、芝・ダートの二刀流として話題になった。今年は5月18日のG2ディキシーS(芝8.5F)を勝つなど多才ぶりを示し活躍を続けている。