先日、家を片付けていたら、懐かしい物が出てきた。1991年にアフリカを旅行した時に買ったお土産の灰皿である。もう28年前になるが、有給休暇で21連休を取って南アフリカ・ジンバブエ・ザンビアと3つの国を回った。その時に買ったお土産で、スーツケースが異常に重くなる中、持ち帰ったのを覚えている。

■南アフリカ第二の都市ダーバンでの出来事が蘇る

南アフリカ・ナタール州の灰皿

 1つ目の灰皿は南アフリカのダーバンで買った。ダーバンのあるナタール州のマークが入っているから間違いないだろう。南アフリカ第二の都市で強烈に覚えているのが、ホテルから見える海に堤防が突き出ていたことである。これは海で泳ぐ場所を人種ごとに区分けする役割を果たすもので、アパルトヘイト政策を象徴的に示す建造物である。部屋まで荷物を運んでくれたホテルの黒人のボーイさんに下手くそな英語で聞いてみた。

「僕はどこで泳げばいいんだ?」

 彼は一瞬、困ったような顔をした後、笑顔でこう答えた。

「どこでもお好きな場所で。ここは、ニューサウスアフリカです!」

 1991年2月にデクラーク大統領によってアパルトヘイト政策の撤廃が宣言された半年後の出来事である。そんな昔の出来事を、灰皿を見て思い出した。

■ビクトリアの滝で食べたワニのステーキの味

もう1度行きたいビクトリアフォールズ

 2つ目の灰皿はジンバブエのビクトリアの滝(The Victoria Falls)で買った。中央の青い部分が滝で、虹が架かっているのがお分かりだろう。何か日本の観光地にあるようなテーストだなと感じて買ったような記憶がある。どこで作られたのか気になって見てみたら、裏面に「made in Zimbabwe」とあった。現地の通貨で100円もしなかったと思う。

 アフリカの旅は南アフリカのヨハネスブルグ、ダーバンなどを回って、その後、ジンバブエ、ザンビアと巡った。ビクトリアの滝の近くのホテルに宿泊し、自転車で国境を越えてザンビアへ入った。ザンビアの国境の町・リビングストンの駅前のレストランに入って昼ご飯を注文したらワンプレートで、ナイフもフォークもなし。現地の人は手づかみで食べていた。困っていると店主らしき人がフォークを持ってきてくれた。

日本風の灰皿…

 その日の夜だと思うが、ビクトリアの滝のホテルでワニの肉のステーキがメインのコース料理を食べてみた。ワニの肉は鶏肉のような味で、結構な美味。ビールを頼んでフルコースで約1,200円。現地では相当高価なディナーなのだろう。

 蘇るアフリカでの3週間。死ぬまでにもう一度行ってみたい。