安倍政権憎し?選挙妨害を擁護する朝日新聞

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 朝日新聞の2019年7月17日の社説を見て思わず目が点になった。”そこまで現政権が憎いのか”と言うしかないような、感情的な安倍政権バッシングが行われている。タイトルは「参院選 首相の遊説 政権党の度量はどこに」。まずは中身を見てみよう。

■演説を妨害する人より、妨害を避けるために日程を隠す人が悪い

もはや”クレイジー”の危険水域・朝日新聞

 安倍首相の遊説の日程が自民党のHPに記載されていないことについて、こう批判する。

 「国民に広く政策を訴えるつもりがあるのか、首をかしげざるを得ない」。

 遊説日程を公表するかどうかは各党の自由。萩生田光一幹事長代行の「組織的に演説を妨害する方もいる。聴きたくて集まった人に迷惑をかける」という言葉を紹介しているが、まさにそれが公表しない理由だろう。だとすると、言うべきはこれしかない。

 真に批判されるべきは組織的に演説を妨害する人たちではないのか。

 それを演説を妨害し、表現の自由を侵害する行為を避けるために遊説日程の公表を控えた与党を批判するとは、まともな神経ではない。朝日新聞にかかると「支援者しか眼中にないような首相の内向きな姿勢は、現に政権を預かる政治指導者の振るまいとして、著しく度量を欠く」そうである。

 「演説を妨害する集団のために、自民党が首相の遊説日程が公表できなくなっている。このような集団の違法な行為は民主主義に対する重大な挑戦である」と、書くのが言論機関としての責務であろう。

■選挙で勝てないから暴力に訴え、それを朝日新聞が擁護する構図

 この演説の妨害の様子も社説に書かれている。「(2019年7月)7日にあった東京・JR中野駅前での街頭演説。首相を激励したり、逆に批判したりするプラカードを持った聴衆が陣取り合戦のように立ち並び、首相への「辞めろ」コールと、それに反発する人たちの「黙れ」という怒号が飛び交う――。首相の支持派と批判派に分断された群衆は、政権をとりまく世論の縮図のようにみえる。」

 だから、明らかに選挙の自由妨害だろう、その行為は(公職選挙法225条2号)。さらに、その時に騒いでいた集団を撮影した人のスマートフォンを壊したとして、40代の女が器物損壊罪で逮捕されている(産経新聞より)。政権をとりまく世論の縮図どうこうではなく、違法な行為をする暴力集団の無法ぶりがここに極まっているというのが普通の考えだと思う。選挙で勝てないから暴力に訴え、それを朝日新聞が擁護しているという構図に、僕には見える。もはや朝日新聞は民主主義の敵である。

■朝日新聞には安倍首相の内心まで分かるらしい

 細かいネタをもう一つ。社説の終盤にこんな記述がある。「首相はこの参院選で、野党第1党の立憲民主党の党名をわざと言い間違えて、受けを狙う演説を繰り返している」。「わざと言い間違えて」の部分、どうして故意と分かるのか説明が必要。

 何の説明もなく、安倍首相がわざと間違えていると断定するのは、根拠なき断定、悪文の典型である。さらにこう続けている。「枝野幸男代表から『選挙妨害』と指摘されても、反省する風はない」。こちらは「風はない」と外観から推定する表現になっており、断定はしていない。そうなると「わざと」の部分を断定したことが際立ってくる。

 自分の主義主張のためには、クレイジーな主張も悪文も掲載する朝日新聞。こんな記事を書いていたら、本当に会社が傾くと思う。

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