G1東京優駿(日本ダービー)が終わった。勝ったのはロジャーバローズ、関係者には、まずはおめでとうと申し上げたい。「2着に人気薄が突っ込んでくるのでは?」と書いたが、1着がとんでもない人気薄(12番人気)だった(笑)。

 僕は競馬は素人だが、迷いなく馬場のいいインで2番手につけるというシンプルな作戦が良かったのではないかと思う。「ロジャーバローズが18頭の中で一番強い馬なのか」と問われたら「はい、そうです」と言える人は少ないとは思うが、競馬というのはそういうもので、勝った馬が強いという評価をされるのである。

ニシノデイジー、秋こそG1を

 そこで、あえて言うがニシノデイジー5着はどうなのか。今回は戦前から「思い切って控える競馬をする」という話は伝わってきていたが3、4番手を進んでいたら…と考えてしまう。

 そのポジションで折り合えるのかという問題はあるにせよ、今回は超ハイペースということもあり珍しく折り合いはついていたことを考えると、ロジャーバローズの直後の3番手は可能だったように思う。前に行った馬がほとんど潰れる競馬になったが、キングジョージを圧勝したハービンジャーの産駒、我慢比べのような競馬はドンピシャだったのではないか。実際にエンジンがかかったのが最後の200mを過ぎたあたりで、直線残り400mから300mあたりでちょっと置かれ気味になっている。(武豊騎手が乗っていたら…)という思いはレース終了後からある。

 最も強い競馬をしていたのはニシノデイジーだったかもしれない。直線の絶望的な位置どりからサートゥルナーリアに頭差まで迫っているわけだから。勝ったのがロジャーバローズということを考えると「う~ん」という言葉しか出てこない。

 費用対効果みたいな経済の原則に沿って考えた場合、勝浦騎手起用は無謀以外の何物でもないだろう。ただ、そういう一見、無駄に見えるような行為が今の社会では大事なのかもしれない。勝浦騎手でダービーまで行くと「馬主道」を貫いた大学の先輩・西山茂行オーナーが選んだ結果であり、僕ごときがどうこう言う筋合いではないから、それ以上は言わない。ただ、こういうオーナーがいるから競馬は面白いのは確かである。

 僕ならG1ホープフルSの後に「武さん、共同通信杯でお願いします」と、すぐにお願いに行っているだろう(笑)。

 ともかく、ニシノデイジーの関係者には「菊花賞で実力を証明してください」と申し上げておくことにしよう。