取材の舞台裏(3)元甲子園球児がパスタのW杯で準優勝・・・友情に泣いた取材

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

2002年の夏の甲子園に鳥栖高校のメンバーとして出場した弓削啓太さんが、卒業後にシェフとなり、イタリアで行われたパスタの世界大会で準優勝したというFoodist Mediaの記事。公開は2017年11月7日。

https://www.inshokuten.com/foodist/article/4586/

 つい最近、公開された記事だけど、個人的に印象は強烈だ。そもそも、この記事は僕がある媒体からネタを見つけ、Foodist Mediaの編集部に「やりましょうよ」と提案した。取材をスタートしたのが10月中旬から下旬で、パスタの世界大会は既に1か月前に終わっていた。そうなると何かプラスワンがほしいと思うのは誰しもが考えるところだろう。

甲子園経験者のシェフだから当時のナインの話がほしい。その結論に行き着くのに大して時間はかからなかった。あれこれ調べたら、エースの内山秀典さんが早実で野球部の投手コーチをしていることがわかり、早速、取材を申し込んだ。当時、早実はドラフト会議直後で、報道陣が殺到していた時期(笑)。そんな中、内山さんは快く取材を引き受けてくれた。

その話が泣けた。「ああ、友情っていいなぁ」と自分で記事を書いて思ったほど。ユーザーの反応を見ると最初は動きが悪かったのに、徐々に徐々に「いいね」が増えていった。そういう反応が中身を評価された感じで嬉しかったね。

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