【連載 第5回】飛び立った「すかいらーく」。巨大企業への道と創業家の撤退、その後の横川四兄弟

すかいらーくの原点となったひばりヶ丘団地の現在の様子

「すかいらーく」連載の最終回である。1号店のオープンの様子から、その後の横川四兄弟の生き様、そして横川端氏の子息の横川潤氏による四兄弟の特徴と、なかなか中身が濃いと書いた本人は思っている。

この「すかいらーく」の連載は2017年夏頃に僕の方から、「シンクロ・フード」に提案をした。紆余曲折があって、公開が2018年3月から4月に。新聞ではこうした連載は一人称の語りで行われることがある。これは読みやすいというのがあるのだろうが、こうした形にするのは実は新聞社サイドの理由があるように思う。

一人称の語りであれば、喋った人が、その人の責任において語るわけで、それを文章にするのだから、事実関係の確認をする必要がない。記事にする方も負担が少ない。

そういうのはいかがなものだろうというのがあり、今回の連載は編集者とも話して、一人称の語りではなく、僕の責任において書くこととした。そうなると事実関係の確認は書き手である僕の責任となる。そのため色々と資料にあたり、確認作業を行なうという重労働となった。それも無事、連載を終えるといい思い出である。

柔和な表情の横川端氏は、本当に魅力的な紳士。サラリーマンを辞めて全く経験のない飲食業に飛び込んだ昭和の男の生き様を、少しでも多くの人に知っていただければ幸いである。