【連載 第3回】ことぶき食品の危機、米国視察で見えてきた「すかいらーく1号店」の原型

すかいらーく1号店だった店舗(現ガスト国立店)

すかいらーく連載の第3回、いよいよ「すかいらーく」の原型が見えてくる。横川四兄弟がアメリカに外食産業の視察に行き、そこで目にした光景が日本のファミレスの原点に。1960年代末は海外旅行なんて夢のまた夢の時代だった。僕自身、テレビで海外旅行に行けるクイズ番組などを見て「一生、行く機会なんてないんだろうな」と思ったりしたものだ。

そういう時代のアメリカ視察、目にしたものの衝撃は衝撃的であっただろう。横川端氏にお話を伺った時に、渡米時の話になると嬉しそうに語っていたのを思い出す。高度成長期の日本、情熱的な、ギラギラした人々の姿を文章の中から感じていただければと思う。

ちなみに僕の最初の海外旅行は1989年のシンガポール。見るもの、聴くもの、すべてが目新しかった。1991年には3週間、南アフリカ・ジンバブエ・ザンビアに行った。僕ごときを日本の外食産業を一変させた横川端氏と同列で語るのはおこがましいが、若い時に色々と見て回るのは大事だなと思う。