11月22日に都内で「現役弁護士が司法試験(民法)を解いてみたⅢ(ロースクールと法曹の未来を創る会)というセミナーに参加させていただいた。弁護士ドットコムの取材でお世話になった弁護士の多田猛先生からお誘いを受けて参加させていただいたが、こういう縁は大事にしたい。

現役弁護士が司法試験(民法)を解いてみたⅢ

催する会の常務理事の後藤昭先生は僕の青学での恩師。挨拶にいくと「今日は取材?」と声をかけてくださった。残念ながら取材ではないが「今度、刑訴の問題で先生に取材をお願いするかと思いますが、その時はよろしくお願いします」と営業しておいた(笑)。こういう人脈が仕事をしていく上では大事な財産になる。

セミナーはその名の通り、現役の弁護士さんが今年の司法試験の問題にチャレンジすることで司法試験の問題点などを議論しようという試み。半世紀前に司法試験を受けたというベテラン弁護士さんも2時間、手書きの答案を作成するのだからご苦労様である。

素晴らしい点数を取れた先生もいれば、なかなか力を発揮できなかった先生もいらっしゃるようで、あらためてこの試験の難しさを思う。

セミナーの中で特に印象に残ったのは「合格最低点って、どういう基準なのか」という議論。確かにその基準は公表されていない。普通に考えれば合格定員を1500人程度と決めておいて、その付近でスパッと線引きしているのだろう、と。

ちなみに昨年の合格最低点は880点で、今年は800点。法曹となるのに必要な基準が80点も違うものなのかというのは普通に疑問に思う。去年879点だった人は能力不足で、今年の800点の人は能力十分という評価が妥当なのか。

実感としては旧司法試験に性質が似てきているような気がする。何のための法科大学院を設置しての司法試験改革だったのだろうと思うところは少なくない。そんな感じで、司法試験について考えさせられることが多かったセミナーだったね。